生成AI利活用ガイドライン
本ガイドラインは、当法人が生成AI(人工知能)を業務に活用するにあたり、クライアント企業様および関係者の皆様に向けて、その活用目的と情報管理の考え方をお伝えするために定めるものです。
当法人は「採用と定着」を専門とする社会保険労務士法人として、日々多くの企業様の人事・労務にかかわる重要な情報をお預かりしています。情報セキュリティとプライバシー保護を業務運営における最重要事項のひとつと位置づけ、以下の方針に基づいて生成AIを利活用してまいります。
■1. 生成AIを活用する目的
当法人では、生成AIを主に次の目的で業務に活用しています。
サービス品質の向上
労働関連法令や社会保険制度の最新情報を的確に把握し、精度の高いアドバイスを迅速に提供するために活用します。
採用定着支援の高度化
採用力・定着力の診断、求人票や社内制度の下書き作成、研修資材の準備など、専門性を要する業務の検討材料を広げるために活用します。
業務効率化
諸規程・届出書類・案内文書の起案や、日々の業務記録の整理といった定型業務を効率化し、お客様との対話や個別のご相談により多くの時間を充てるために活用します。
業務基盤づくりの支援
NotionやfreeeなどのツールとAIを連携した業務自動化の設計・開発を通じて、当法人自身の生産性向上と、クライアント企業様の業務効率化の支援に役立てます。
■2. お客様情報・機密情報の取り扱い
(1) 利用環境の区分
当法人は、利用する生成AIサービスを次の2つに区分し、取り扱いを明確に分けています。
①事務所管理下の環境
(入力データがAIの学習に利用されないことが契約上担保され、当法人がアクセス権限を管理している環境)
第4項に定める有料プランがこれに該当します。この環境においては、次の条件をすべて満たす場合に限り、業務の遂行に必要な範囲でお客様に関する情報を取り扱うことがあります。
- 提供事業者との契約上、入力データがAIモデルの学習に利用されないことが保証されていること
- アクセスできる者を、当法人の有資格者及び担当スタッフに限定していること
- 取り扱う情報の範囲を、当該業務の遂行に必要な最小限にとどめていること
②上記以外の生成AIサービス
(無料版など、学習利用の制限が契約上確認できないもの)
お客様を特定できる情報は一切入力しません。類似の事例を参考として扱う場合も、匿名化・抽象化した内容に限定します。
(2) 共通して遵守する事項
利用する環境を問わず、以下は常に遵守します。
有資格者による確認
生成AIが作成した文書・回答は、必ず社会保険労務士等の有資格者が内容を精査したうえでお客様にお届けします。AIの出力をそのままお渡しすることはありません。
目的外利用の禁止
お預かりした情報は、当該クライアント企業様へのサービス提供以外の目的には利用しません。
秘密保持義務の遵守
社会保険労務士法第21条に定める秘密保持義務を厳格に遵守します。生成AIを利用することによって、この義務が緩和されることは一切ありません。
緊急時の対応体制
万が一情報漏えい等の事故が発生した場合は、速やかに原因を究明し必要な措置を講じるとともに、個人情報保護法等の定めに従い、関係機関への報告およびお客様へのご説明を誠実に行います。
(3) お客様のご意向の尊重
特定の業務・情報について生成AIの利用を希望されない場合は、いつでもお申し出ください。個別にご対応いたします。
■3. 生成AI利用にあたっての留意事項
誤情報(ハルシネーション)への対応
生成AIは、事実と異なる内容をもっともらしく出力することがあります。法令・通達・提出期限等については、必ず一次情報にあたって確認したうえでご案内します。
著作権等の尊重
生成AIを利用するにあたっては、著作権その他の知的財産権を侵害することのないよう十分に注意を払います。
透明性の確保
AIを活用して作成した成果物であることが重要な意味を持つ場合には、その旨を必要に応じてご説明します。
最終責任の所在
生成AIを利用した場合であっても、成果物及び助言に対する最終的な責任は当法人が負います。「AIが作成したため」を理由に責任を回避することはありません。
■4. 利用している主なサービス
当法人が業務で利用を認めている主な生成AIサービスは以下のとおりです。いずれも法人向け・商用データ保護に対応したプランを利用し、入力データがAIの学習に使用されない設定で運用しています。
Claude
文書作成、法令・制度の確認、業務自動化ツールの設計・開発補助
Gemini(Google Workspace版)
情報収集の補助、文書作成支援
NotebookLM(Google)
社内資料・セミナー音声等の整理・要約(著作権に配慮した資料に限定して使用)
上記以外の生成AIサービスについては、第2項(1)②の取り扱いとします。
■5. ガイドラインの見直し
本ガイドラインは、AI技術の進展、社会情勢の変化、個人情報保護法・社会保険労務士法その他関連法令の改正等に応じて、必要に応じて見直しを行います。お客様・関係者の皆様の信頼を損なうことのないよう、常に適切な形で生成AIを利活用してまいります。
事務所概要
| 法人名 | メッツア社会保険労務士法人 |
|---|---|
| 代表社員 | 吉田 健 |
| 所在地 | 東京都小金井市貫井北町3-19-6 |
| 沿革 | 2016年 社会保険労務士オフィスワイ・ツーとして開業|2024年5月 法人化(メッツア社会保険労務士法人) |
| 事業内容 | 採用定着支援・診断 就業規則・諸規程の作成/見直し 給与計算・社会保険/労働保険手続き 助成金申請支援 AIを活用した業務改善支援 |